太り過ぎで困っているあなたが健康的に痩せるために書きました。
安心して下さい。
あなたはやせます。
第50回
【同じものを食べて太る人・太らない人がいるのは、なぜ?】
太る主な原因は、食べ過ぎ・腸内細菌のバランスが崩れるなどがあります。
昔のダイエットは、食事を抜いたり、食べたいけど我慢して食べないでやせるというのが、みなさんご存知の情報でした。
しかし、この方法ではリバウンドしてしまい、もっと最悪なことを引き起こす事はご存じですよね。
ですので、きちんと食べながら体重を落としていかなくてはいけません。
しかしながら、同じような食事をしていても太らない人・太る人がいるのはなぜなのでしょう?
今回は、どうしてこのような違いが起こるのか、そのお話をお伝えしたいと思います。
- 腸内細菌のバランスが崩れると肥満になる。
腸内細菌とは、腸の中で生きて活動している細菌です。
体の中にある全身の細胞は約60兆個あります。
それに対して、腸内細菌は約100兆個あり、1000種類、重さは約1kgあります。
人が消化できない栄養分を分解して吸収を助けたり、腸内でビタミンを作ります。
腸内バランスが崩れる原因として考えられるのは、加工品・人工甘味料を含む食品・高脂肪食などを摂ることで腸内に炎症を起こしバランスを乱している可能性があります。
また、加齢と共に腸のはたらきも悪くなることも原因と考えられます。
腸内環境が充実していれば、免疫力が上がり体の炎症を抑え太りにくい体をつくるのです。
☆3つのグループ☆
腸内細菌は、善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3つのグループがあります。
善玉菌には、ビフィズス菌や乳酸菌などがあり、エネルギー吸収をコントロールしたり腸の蠕動運動を促します。
悪玉菌は、大腸菌など食べ物を腐敗させたり、時にはがんの原因にもなります。
日和見菌は、その時の環境によって善玉菌にも悪玉菌にもなります。
これらの菌の理想の割合いは、善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7といわれています。
加齢と共に悪玉菌は増えやすくなり年をとると腸内細胞の新陳代謝が悪化し、若いころには3日に1度腸内細菌が入れ替わるのが変わらなくなり、腸内環境が悪くなるため善玉菌が育ちにくくなります。
善玉菌が減ると腸の蠕動運動が鈍くなるので便秘になったり、また、コントロールされていたエネルギー吸収が抑えられずに過剰に蓄積してしまうので太りやすくなると考えられます。
- 腸内細菌のバランスを崩すと・・・
「便のにおいが臭くなった」と感じる事があれば、悪玉菌が優勢になっている可能性があります。
腸内細菌のバランスの悪化は様々な病のリスクを高めてしまうので要注意です。
花粉症・アレルギー疾患・アトピー・パーキンソン病・ガン・動脈硬化・うつ病などリスクが高まります。
全身の免疫力細胞の約60%が腸に集中しています。
腸内細菌の動きが活発になれば、免疫細胞も活性します。
ですので、腸内細菌は免疫力のコントロールに大きな役割を果たしているということです。
- どんな腸内細菌をもっていると太りにくいのか
おなかの中になるべく多くの種類の腸内細菌をバランスよく存在させることが重要です。
その為には、多くの種類の食品をバランスよく食べる事です。
一日30品目を目安に、特に食物繊維を含む食材(野菜・きのこ・海藻類・乾物類・大豆製品など)、発酵食品(みそ・納豆・ヨーグルト・ぬか漬け・酢など)を心掛けて摂るようにしましょう。
これを続けていると、腸内環境がよくなり脂肪が体内に蓄積されにくくなります。
ですので、この習慣を身につけることです。
同じものを食べても太りにくい体質になりたければ、おなかの細菌たちと協力して腸を元気にしていることです。
そうすれば、ずっとキレイでいられるのです☆